離島の沖縄そば

ほんのり甘い八重山そば

沖縄県にある島のうち、沖縄本島に次いで大きいのが西表島、その次に大きいのが石垣島です。この2島が含まれる八重山列島では、「八重山そば」と呼ばれる沖縄そばが食べられています。一般的な沖縄そばの麺は太めで縮れがあるのが特徴ですが、八重山そばは細いストレート麺で、平麺と丸麺と2種類が存在します。古くは平麺しか無かったのですが、現在では丸麺が使われることが多いです。また、麺が黄色っぽく着色されているのも八重山そばの特徴です。スープには豚骨が使われることが多く、やや甘みがあります。沖縄そばの具材は三枚肉が定番ですが、八重山そばには豚の赤身肉を醤油で煮染めたものとかまぼこが用いられます。ピパーツを入れて食べる人もいます。

変わった盛り付け方法がある宮古そば

宮古島は宮古列島に属し、沖縄本島と台湾のほぼ中間地点に位置しています。ここで誕生したのが宮古そばです。縮れがない細い平麺が使われており、主な具材は三枚肉とかまぼこです。ちなみに、宮古島のかまぼこは薄く、波打つような形状をしています。宮古そばには麺の下に具材を隠すという伝統的な盛り付け方法があります。具の大きさの違いによるケンカを避けるためや貧しく見せることで年貢の取り立てをごまかすためなど諸説がありますが、はっきりとした由来はわかっていません。現在では普通に麺の上に盛り付ける店も少なくありません。宮古そばを出す店にはカレー粉が置いてあることもあります。最初はそのまま食べて、途中でカレー粉をかければ2つの味を楽しめます。